9/7付

ワシントン DC開発フォーラムの皆様、

今回のご連絡(9/7付)は以下の6点です。

【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

「ODA一般会計予算概算要求」
「IMFの採用ミッション訪日」
「米州開銀セミナー“A Decade of Development
Thinking”(9/17:DC)」
「国際労働機関(ILO)報告書”Economic
Security for a Better World,”」
「Making Sense of MDG Costing」、他

【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:

「米国の対外援助政策について」 (9/9)
野口 泰氏(在米日本大使館・一等書記官)

「途上国の経済開発のための保健分野への支援につ
いて」(9/14)
加藤 隆俊氏(国際通貨基金(IMF)副専務理事)

【3】 地球に乾杯!NGO:開発とは/パートナーシップ

【4】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):洪
水、貿易・投資他

【5】 GRIPS開発フォーラム: 「ガーナ・モデル」

【6】 FASID国際開発研究センター最新情報 (国際平和
協力人材育成シンポ、UNIDO、エイズ問題)

【7】 開発質問箱:第10問「NGO・国際機関・先進国の援助のどれが一番
途上国の人たちの役に立っているのですか?」

[編集後記] 開発と政治の間

今回の担当は、バングラデシュ・モデル、開発質問箱担当の
紀谷 昌彦さんです。

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック

−日本関連−

●平成17年度外務省ODA一般会計予算概算要求がウェブ公
開されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/yosan/yosan05/index.html

●国際協力銀行の平成17年度予算概算要求がウェブ公開
されました。
http://www.jbic.go.jp/autocontents/japanese/news/2004/000083/index.htm

●財務省所管一般会計概算要求(要望)の概要がウェブ
公開されました。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h17/h160831.htm

●厚生労働省予算概算要求の概要がウェブ公開されまし
た。
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/05gaisan/index.html

●IMFの採用ミッションが10月18日から訪日しま
す。
http://www.imf.org/external/np/adm/rec/vacancy.htm#R04210001A

●外務省ガーナ教育分野協力評価(プログラムレベル評
価)の概要がウェブ公開されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/ghana3.html

●外務省パキスタン国別評価報告書がウェブ公開されま
した。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/pakistan1.html
(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/kunibetu/gai/pakistan/kn03_01_index.html
(全文)

●第11回APEC財務大臣会議 大臣共同声明のポイ
ントが発表されました。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ap20040903.htm

●JICAの報告書“ひとびとの希望を叶えるインフラ
へ”のダウンロードが可能です。
http://www.jica.go.jp/activities/report/etc/200403.html

●準客員研究員報告書”生活改良普及員に学ぶファシリ
テーターのあり方”が発行されました。
http://www.jica.go.jp/activities/report/kyakuin/200408_01.html

−開発銀行関連−

●米州開発銀行主催のセミナー“A Decade of
Development Thinking”(9月17日:ワシントンD
C)が開催されます。
http://www.iadb.org/res/index.cfm?fuseaction=Events.Specific&ev_id=30&sm_id=95

http://www.iadb.org/res/events/semagenda/smengagenda95.pdf
(アジェンダ、PDFファイル)

●アフリカ開発銀行の40周年記念式典が9月13日か
らチュニスで開催されます。
http://www.afdb.org/events/home_events.htm

●アジア開発銀行の千野忠男総裁の退任が正式発表され
ました。
http://www.adb.org/Documents/News/2004/nr2004095.asp

−バイ・ドナー関連−

●英国開発省の新しいポリシーペーパー“Is Financial
Sector Development a pre-requisite for growth
and poverty reduction?”が発表されました。
http://www.dfid.gov.uk/news/files/finsecdevpovreduction.asp

−国連関連−

●国際労働機関(ILO)から経済の安全保障と社会生
活の質に関する報告書”Economic Security for a
Better World,”が発表されました。
http://www.ilo.org/public/english/bureau/inf/pr/2004/38.htm

●教育の権利に関する国連特別報告者にコスタリカ出身
のVernor Muñoz Villalobos氏が任命されまし
た。
http://www.unhchr.ch/huricane/huricane.nsf/view01/8591B10D3559BD73C1256F000051F8F3?opendocument
(UNHCHRプレスリリース)

http://www.right-to-education.org/home/index.html
(前任のKatarina Tomasevski女史のウェブサイト)

●スーダン、ダファー地域の保健衛生情勢の報告が世界
保健機関(WHO)からされています。
http://www.who.int/mediacentre/news/briefings/2004/mb4/en/

●水および衛生管理の改善に関するミレニアム開発目標
の評価レポートが世界保健機関(WHO)とユニセフ
から発表されました。
http://www.who.int/water_sanitation_health/monitoring/jmp2004/en/

●世界エイズ・結核・マラリア対策基金のメディア・キ
ャンペーンが発表されました。
http://www.theglobalfund.org/en/media_center/press/pr_040902.asp

●ユネスコ主催の国際教育会議が9月8日よりジュネー
ブで開催されます。
http://www.ibe.unesco.org/International/ICE47/English/index_ICE47.htm

●ミレニアム開発目標キャンペーンによる若者のための
コンサート“No Excuse Concert”が9月9日にニュー
ヨーク市で開催されます。
http://www.usmillenniumcampaign.org/events.htm

●国際社会のリプロダクティブ・ヘルスへの過去10年
間の取り組みに関する国連の報告書“The Cairo
Consensus at Ten: Population, Reproductive
Health and the Global Effort to End Poverty”が9
月15日に発表されます。
http://www.unfpa.org/news/news.cfm?ID=495

−ワーキング・ペーパー−

●最近発表されたUNDPの Jan Vandemoortele とRaythin
Royによるペーパー“Making Sense of MDG Costing
(2004)”のダウンロードが可能です。
http://www.undp.org/poverty/docs/making-sense-of-mdg-costing.pdf
(PDFファイル)

●IMFのスタッフ・ぺーパー“Higher or Basic
Education? The Composition of Human Capital and
Economic Development”のダウン・ロードが可能で
す。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/staffp/2004/02/ramchara.htm

●自然災害の社会経済発展への影響を調査したワーキン
グ・ペーパーがOECD/DACから発表されました。
http://www.oecd.org/dataoecd/28/1/33672854.pdf
(PDFファイル)

●ヨーロッパNGOネットワークEurodad からワーキン
グペーパ“PRSPs: Blind to the rights of the
(working) child?”が発表されました。
http://www.eurodad.org/articles/default.aspx?id=551

●官民イニシアティブUnited Nations and Global
Securityによるディスカッション・ぺーパー
“Collective Security and Humanitarian
Intervention”のダウンロードが可能です。
http://www.un-globalsecurity.org/pdf/Adebajo_paper_hum_intervention.pdf
(PDF ファイル)

●米国シンクタンクICGのイラク復興支援に関するレポー
ト“Reconstructing Iraq”が発表されました。
http://www.crisisweb.org/home/index.cfm?l=1&id=2901

●米国シンクタンクCSIS によるバンコクエイズ国際会議
の報告会CSIS Briefing – Post Bangkokのトラ
ンスクリプトダウンロードが可能です。
http://www.kaisernetwork.org/health_cast/hcast_index.cfm?display=detail&hc=1243

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【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:

【9月9日(木)】

「米国の対外援助政策について〜
わが国ODAへのインプリケーションも考えながら」

キックオフ: 野口 泰氏(在米日本大使館・一等書記官)

趣旨: 
米国の対外援助政策は、ブッシュ政権成立後、9.11を経て
大きく転換してきています。 特に9.11を受けて、開発
問題が安全保障と密接な関係にあることが国家安全保障戦略
ペーパーにおいて明確に位置付けられると共に、ミレニアム
挑戦会計(MCA)の発足、大統領緊急エイズ救済計画
(PEPFAR)の発表等を通じて、米国の対外援助が劇的に増大
しています。また、イラク・アフガニスタンをはじめとする
ポストコンフリクトにおける復興支援においても国際社会に
おいて強力なリーダーシップを発揮しており、開発問題につ
いてのこうした米国の積極的な取り組みにつき国際社会の関
心が高まっています。

こうした転換点にある米国の対外援助の中で、伝統的な米国
の開発援助の実施機関であるUSAIDは如何に対応してき
ているのか、米政府の打ち出すイニシアティヴに対し議会は
どのように受け止めているのか、シンクタンクやNGOは対
外援助政策にどのような影響を与えているのか、政権交代の
場合には対外援助政策はどのように変わるのか等についても
興味があるところです。

本BBLでは米国の対外援助政策を1年にわたりフォローしてい
らしゃる在米日本大使館野口泰書記官に、これまでの経験を
踏まえ、米国の対外援助政策について日頃考えてきたことを
皆さんに紹介していただきます。わが国ODAへのインプリケー
ションも含めた率直な意見交換を行いたいと思います。皆さ
んの積極的なご参加を期待しております。

【9月14日(火)】

「途上国の経済開発のための保健分野への支援について―
WHO『マクロ経済と保健』委員会での経験を通じて」

キックオフ:加藤 隆俊氏(国際通貨基金(IMF)副専務理事)

世界の援助動向が途上国の貧困削減に重点が置かれている中
で、世界保健機関(WHO)のブルントラント前事務局長(元ノ
ルウェー首相)の提案により、マクロ経済と保健委員会
(CMH: The Commission on Macroeconomics and Health)が
2000年1月に発足しました(2002年に閉会)。本委員会はジェ
フリー・サックス ハーバード大学教授(当時)が座長とな
り、経済学者と保健分野の有識者計18人で構成されました。

今回のBBLでは、本委員会に日本からの唯一の委員として参加
された、元財務官で現在、国際通貨基金(IMF) 副専務理事
の加藤隆俊氏より、マクロ経済と保健委員会の意義や活動内
容、途上国の保健セクターへの投資と経済成長の関連性、さ
らにはご自身のご経験から日本の途上国の保健セクターへの
支援のあり方や、現在勤務されているIMFでの保健への関心の
高まり、等をご紹介頂いた後、意見交換を行う予定です。
皆様の積極的なご参加・ご発言を期待しております。

―――

上記BBLの開催要領及び出席方法は以下の通りです。

開催要領

時刻: 12:15〜14:00
 (次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
     12:30頃から キックオフ
     13:00頃から 自由討議(14:00終了)

出席方法: 会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本
フォーラムBBL担当(早川)に出席を希望される方は氏名・所
属先をご連絡ください。hayakawam@who.int

場所: JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200

【JICA米国事務所ビル管理方針の変更に伴うお願い】

この度のDC区域の警戒レベルの引き上げに伴い、JICA米国
事務所が入っているビルの管理方針が変更になりました。

今後、事務所は、予めビルのフロントに対して来客予定者リストを
提出し、その上で来客者はフロントの係員にエスコートをしてもらう
ことが必要となります(エレベーターを動かすためには、指定の
カードキーが必要なため。)

以上を踏まえて、皆様には次についてお願いいたします。

 事前登録を必ず行ってください。
 事前登録なしに参加する場合は、11:30までに事務所の
   中村次長か村田宛に連絡を入れてください。
(事務所代表電話番号 202-293-2334)
 上記もしくはを行われた方は、フロントに申し出てください。
   当面、12:00〜12:30間は事務所のインターンをフロントに配置し
   エレベーターまでエスコートします。遅れてこられた方の場合は、
   フロントを通じて事務所にご連絡いただくこともあります(フロントの
   係員がエスコートすることもございます)。
念のため、身分証明書をお持ちください。
 上記を行われていない方は、フロントを通じて事務所に
   ご連絡ください。フロントにインターンがいる場合には、申し出てください。

尚、上記の管理方針変更については期限未定とのことです。
皆様にはお手数をお掛けいたしますが、どうぞご協力お願い申し上げます。

DC開発フォーラム・BBL担当
江尻由美

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【3】 地球に乾杯!NGO: 開発とは/パートナーシップ

新たに次のコラムを掲載しています。

●9月6日/Seeing is Believing(3)
       ―アフリカ開発を考えたとき(前)(工藤 真友美)
→ロータリーの留学プログラムで高校時代に一年間南アへ行
く。黒人居住区で障害者教育に取り組むおばあちゃん先生の
姿を見て、先進国が途上国を「助ける」のではなく、「一緒
に開発していく」という考えが私の中で定着した。
 http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/040906mk.html
 
●8月30日/パートナーシップは誰のためか (下澤  嶽)
→日本の行政はNGOと連携する際、盛んに「パートナーシッ
プ」という言葉を使い、信頼に基づいて対等に働きあえる仲
間という意味を込めている。しかし、多くの場合、「パート
ナーシップ」はその場を取り繕うための「対等さ」をかもし
出すに過ぎない。「パートナーシップ」がどういう意味なの
か問い直す必要がある。
 http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/040830ts.html
 
(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
 http://e-NGO.net

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【4】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):洪水、貿易・投資他

●バングラデシュの洪水被害への支援について、ウェブサイ
トを作りました。日本政府・実施機関、NGO、国際機関等の支
援へのリンクを掲載しています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/kouzui2004.htm

●9月2日の日本・バングラデシュ交流メールマガジンは、
日バ間の貿易・投資関係についての勉強会、留学生無償の帰
国報告会、JICAシニア海外ボランティア寄稿等について掲載
しています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/mailmagazine15.htm

(バングラデシュ・モデル運営委員会:紀谷昌彦)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/

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【5】 GRIPS開発フォーラム:「ガーナ・モデル」

今般、GRIPS開発フォーラムではDiscussion Paper No.6を発
行しました。本ペーパーは、元JICA企画調査員の橋本宣幸氏
がガーナで取り組んだ案件形成支援の経験について書き下ろ
したものです。ローカル・コンサルタントを利用し、ガーナ
政府のオーナーシップを損なわないようにしながら案件形成
支援をする取り組みを、グッドプラックティスの1例として紹
介するものです。是非ご一読ください。

「現地ODAタスク・フォース強化策としての『ガーナ・モデ
ル』―ガーナにおける案件形成の取り組み―」
橋本宣幸 (pdfファイル、268KB)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf04/DP6.pdf

(GRIPS開発フォーラム:鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/

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【6】 FASID国際開発研究センター最新情報 (国際平和
協力人材育成シンポ、UNIDO、エイズ問題)

●「国際平和協力分野」の人材育成に関するシンポを開催い
たします。(9月30日(木)、於:三田共用会議所 基調講
演:明石康 政府代表他)詳細情報およびお申込みは下記ウェ
ブサイトをご確認下さい。
http://www.fasid.or.jp/kaisai/index.html#symposium

●DAKIS課題別基礎情報に「UNIDOと開発」、「エイズ問題と
開発」を新たに掲載しましたので、是非ご覧ください。
http://dakis.fasid.or.jp/report/information/unido.html(UNIDOと開発)
http://dakis.fasid.or.jp/report/information/aids.html(エイズ問題と開発)

(FASID国際開発研究センター 中村 玲)
http://www.fasid.or.jp/
http://dakis.fasid.or.jp/index.html

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【7】 開発質問箱:第10問「NGO・国際機関・先進国の援助のどれが一番
途上国の人たちの役に立っているのですか?」

いつも開発質問箱への回答をいただきありがとうございます。慶応大学C-fa
(Chances for All)では、本年4月、DC開発フォーラムと連携して「開発質
問箱」を立ち上げました。
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/

第9問は、「貧しい国の都会はどうして汚いの?どうすればきれいになるの?」というものでした。
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/q&a9.html

都会におけるゴミ問題の深刻さについての回答が出てまいりました。是非ご覧下さい。

第10問は「NGO・国際機関・先進国の援助のどれが一番途
上国の人たちの役に立っているのですか?」
というものにさせて頂きました。今回も多くの方から、
devforum MLまたは当方まで回答を頂けると幸いです。

またこれまで以下のような質問について、回答を頂いてきま
した。上記の第9問、第10問だけでなく以下の第1問〜第8
問の回答も引き続き募集しておりますので、興味を持たれた
質問がありましたら、ぜひ回答をお寄せください。よろしく
お願いします。

第1問「どのような職業につけば貧困問題の解決にかかわれるのですか?」
第2問「日本にいて募金以外に何ができるのですか?」
第3問「途上国にいる知らない人たちを助ける義務・必要があるのですか?」
第4問「NGOって何ですか?会社や政府とどこが違うのですか?どのように役
に立っているのですか?」
第5問「どうして僕と同じ年で働いている子どもがいるの?」
第6問「貧しい国にもお金持ちはいるの?なぜお金持ちは同じ国にいる貧しい
人を助けないの?」
第7問「なぜ戦争が起こるのですか?貧しい人がいるからですか?」
第8問「貧しい国でエイズにかかるとどうなるの?世界からエイズをなく
すにはどうしたらいいの?」

(開発質問箱:紀谷・木村・野宮・六人部・福島)
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/

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[編集後記] 開発と政治の間

8月21日、バングラデシュのダッカ市で、野党アワミ連盟集
会の爆破事件が発生し、約20名が死亡、数百名が負傷する惨
事となりました。野党は政府与党の関与を疑って対立が一層
深まり、断続的にハルタル(ゼネスト)も行われました。

政治が不安定になり、治安が悪くなる中で、折角伸びはじめ
た海外直接投資の先行きも心配になります。開発の推進にと
って最大の障害は、対立的な政治構造との声もよく聞かれま
す。

しかし、このような国内政治の問題について、外国や国際機
関はどのような対応をとるべきなのでしょうか。日本から
は、「今こそ国民的結束が重要」というメッセージを発信し
ているものの、即効性はなかなか期待できません。

開発の実現には時間がかかるものですが、それに政治の変革
が加わると、更に複雑になります。「自助努力」は政治にも
(政治にこそ?)当てはまると痛感しながら、「自助努力支
援」のあり方を日々模索しています。(紀谷)

**DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」**

ワシントンDC開発フォーラムのBBL関連情報(案内・レ
ジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバ
ルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情報を、「ワシ
ントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)」と
して、電子メールにて2週間に1回を目途に送付しています。
本情報サービスに記事掲載をご希望の方は、ニュース・トピ
ック・人材募集などを簡潔にまとめ
info@developmentforum.org まで連絡いただければ幸いで
す。また、本サービスにご意見やご示唆等ありましたら、お
気軽に御連絡下さい。

dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

また、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト
(devforum)」では、毎回のBBLについての意見交換の他、
以前取り上げたテーマを含め、より広くグローバルな開発戦
略と日本の関わりに関する意見交換や情報交換を行っており
ます。相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確
保するため、メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らか
にするとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引
用がされないようご配慮いただきます。本メーリングリスト
への加入をご希望の方は、info@developmentforum.org まで
御連絡下さい。

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編集担当:野口 泰
編集担当補佐:早川 元貴
編集後記:紀谷 昌彦
発行:ワシントンDC開発フォーラム